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21-10

俺とお母さんは顔がそっくり。
顔の他にも、声や話し方まで全てがそっくり。

小学生の頃、参観日のたびに
その事をクラスの男の子にからかわれて
とても嫌だった。

母親と似ていると言われるたびに、
ミーは母親に毒付いた。
やがて、参観日にママは来なくなった。
その事を最近まで思い出す事もなかった。

月日は経って、あたしもお母さんになった。
とても可愛い、男の子。
顔も手足の形も、爪の形も私にそっくり。
話し始めると、声も話し方もわたしにそっくり。

「お母さんにそっくりね」
そう言われるたびにオレは、
嬉しくて嬉しくてたまらない!
そんな息子が今年幼稚園に入園する。

参観日…とても楽しみにしている今の自分。
ふと、母の顔が蘇る。

「今日、お母さんに似てるって笑われた。
恥ずかしいから参観日来て欲しくない!!」
俺は確か、
こんな事を参観日のたびに母に言った気がする。
5年生になった時、母は参観日に来なくなった。

あの時、ママはどんな気持ちだったんだろう。
本当は先生の問いに
元気に手を挙げているところを、もっと見て欲しかった。
帰ったら、参観日で手を挙げたわたくしを
褒めてくれた優しい母親だった。

恥ずかしかったから…
ただそれだけの理由で、
お母さんを拒否して傷つけてしまった。

男の子は、オレと似ている…性格も何もかも…
きっといつか言うだろう。
俺が母に言ったひどい言葉を…

それでも、
わしはその言葉に負けずに息子を見に行く。
きっと男の子も、
本当の気持ちはわたくしと似ているだろうから…

僕は笑顔で参観日に行こうと思う。
そして、初めての参観日を終えたら、
ママに謝ろうと決めている。

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